美味しいランチやお弁当を食べておなかが満腹になると、突然、眠気が襲ってきたりしませんか?
そんな時、がっつり寝たいけれど、そのまま深い眠りに入ってしまって眠気が取れないと、仕事に支障をきたすかも…
だからといって、眠気を堪えたまま、午後の会議に出席したのでは、眠気との戦いになりますよね。
今、都内には、15分間だけ横になるスペースでお昼寝ができて、その後、緑茶サービスのある「昼寝カフェ」というものが存在するくらい、昼寝を求めている方が多いのです。
昼寝についての研究結果も発表されており、その効果は絶大で、アメリカなどの企業では、昼寝を推進しているところもたくさんあります。
このように身体にも様々な効果が期待できる昼寝について、少し詳しく解説していきましょう!
昼寝の最適時間!年齢はさほど関係ない?
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があるのはよく耳にするかと思います。
ノンレム睡眠には、さらに4つのステージがあります。
そのステージとは、眠りの深さによって分けられるもので、眠りが深いほど身体の疲れや、脳の疲労を回復してくれ、最も眠りの深い状態がステージ4です。
昼寝をするにあたっては、ノンレム睡眠に到達するのは問題ありませんが、ノンレム睡眠の深いステージまで到達してはいけません。
昼寝から目覚めたときに、倦怠感や身体のだるさを感じたことはありませんか?
それは、深い眠りとなるノンレム睡眠のステージまで眠ってしまったと考えられます。
夜にノンレム睡眠の深いステージまでしっかり眠るのは問題ありませんが、昼間にはおすすめできません。
以上から、昼寝をする場合、深い眠りのステージの手前で起きることが重要です。
では、深い眠りの手前で起きるにはどうすれば良いのかという問題が出てきます。
この問題については、昼寝をする時間を調整することで解決できます。
人は眠りについて約20分でステージ3の深い眠り、約1時間後にはに最も眠りの深い状態のステージ4に到達するといわれています。
このことから、昼寝をする場合にはスマホなどで20分でタイマーをセットすることで、深い眠りのステージへ到達することはありません。
また、昼寝をする直前にカフェインを摂ると良いでしょう!
カフェインは飲んでから約20分後に効果が出てきます。
起きるべきタイミングで、カフェインの眠気覚ましの効果が発揮されますよ。
若い方は、ノンレム睡眠のステージまで到達するのが比較的早いと言われていて、昼寝の睡眠時間は短めで大丈夫です。
しかし、年齢はそれほど関係なく、昼寝の時間は、10代~40代の方なら10分~15分、50代以上の方なら20分程度が適しています。
人によって差はあるかもしれませんが、昼寝で長時間眠るのは良くありません。
昼寝には疲労を回復する効果がある?
お昼の休憩時間などには、短時間で眠るというのは、なかなか難しいかもしれません。
昼寝にはできるだけ静かで暗いところがおすすめです。
しかし、職場では昼寝をする場合、このような状況を実現するのは、きっと難しいでしょう。
理想は暗い静かな部屋で横になって眠ることですが、椅子に座った状態で眠っても大丈夫です。
椅子に座った状態といえば、車で高速道路を長時間運転していると疲れから眠気に襲われることもあります。
そのような時、サービスエリアなどで車を止めて、そのまま5~10分程度目を閉じるだけでも、目が冴えスッキリした経験はないでしょうか、これも昼寝の効果に似たものだと思います。
また昼寝には、瞑想がおすすめだと言われています。
呼吸を整えることでリラックス効果が得られる瞑想は、昼寝のおともにはもってこいです。
何も考えずに呼吸をしながら、目をつぶりましょう。リラックスできて自然と眠りに落ちるはずです。
なかなか眠れない方は、瞼を閉じるだけでも違います。
また、仕事などパソコンの見すぎで目の疲れている方も多いのではないでしょうか。
せっかく、パソコンの作業から開放される休憩時間にスマホとにらめっこでは、目や脳が休む暇もありません。
せめてお昼の休憩時間には15分程度スマホは見ないよう、昼寝などで目や脳をいたわる時間を作るように心がけましょう。
昼寝をすることで、疲労回復の効果が実感できるかと思います。
まとめ
昼寝は疲労回復だけでなく、記憶力の向上や学習能力を高めてくれる、という研究結果が出ています。
さらに、ストレスを軽減するため、病気や肥満の予防にもつながります。
日々の生活でパフォーマンスを上げたい、と思うのであれば、日常生活に昼寝を取り入れてみるのはいかがでしょうか。