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毎年、多くの人を悩ませる花粉症。

花粉症と聞くと

春先のスギ花粉やヒノキ花粉を思い浮かべがちですが、

実は日本に存在する花粉はスギやヒノキだけではないのです。

今回は花粉症の種類と症状、対策などについてご紹介していきます。

花粉の種類と飛散時期はいつ頃

日本で花粉症にかかっているのは4人に1人と言われており、そのうちの7割の原因がスギ花粉だといわれています。

7割の原因がスギ花粉ということは、残りの3割は他の花粉が原因となっているわけですよね。

なんと日本には花粉症の原因となる花粉は50種類以上存在するらしいです。

ここでは、花粉症を引き起こす季節ごとの代表的な花粉の種類と飛散時期を紹介したいと思います。

春の花粉の種類と飛散時期

春は樹木の花粉が飛び始めるため、もっとも花粉症になる人が多い時期です。

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スギ(2~4月)北海道を除いた全国各地

ヒノキ(3~5月)関東以南

リンゴ(4~5月)東北が主

コナラ(4~5月)全国各地

ハンノキ(1~6月)全国各地

オオバヤシャブシ(3~4月)関東

シラカンバ(4~5月)関東以北

ネズ(4~5月)

といったものがあげられます。

夏の花粉の種類と飛散時期

春の花粉症の原因としてはスギやヒノキがメインでしたが、夏になるとイネ科が主な原因になります。

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カモガヤ(4~7月)全国各地

ハルガヤ(4~7月)全国各地

ホソムギ(4~7月)全国各地

オオアサガエリ(4~7月)全国各地

秋の花粉の種類と飛散時期

秋の花粉症の原因として多いのがブタクサになります。

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ブタクサ(8~9月)全国各地

オオブタクサ(8~10月)北海道をのぞく全国各地

ヨモギ(8~9月)全国各地

カナムグラ(8~10月)全国各地

カラムシ(9~10月)北海道をのぞく全国各地

冬の花粉の種類と飛散時期

花粉症というと春のイメージが強いですが、実は冬にもなることがあります。

ここまで、それぞれの季節ごとに飛散しやすい花粉を紹介してきましたが、実はピーク時期に比べ少量ではありますが、これらの花粉が冬に飛散してしまうこともあるのです。

冬にも飛散する主な花粉

スギ

ヒノキ

ハンノキ

イネ科

ブタクサ

ヨモギ

春から秋にかけて飛散する花粉が原因で冬にも花粉症を発症させてしまうケースもあります。

簡単にまとめたつもりでしたが、それでもかなり多くの花粉が存在するということがお分かりいただけると思います。

日本人の4人に1人が花粉症というもの納得できます。

花粉の種類によって症状は違うの?

日本に多くの花粉症の原因となる花粉が飛散しているということはお分かりいただきましたね。

続いて花粉の種類による症状の違いについて紹介しましょう。

花粉症の代表的な症状は?

花粉症の代表的な症状としてあげられるのが

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、目のかゆみなどです。

症状としては風邪と似ているので

初めて花粉症になった人は風邪と勘違いしやすいのですが、

突然やってくる鼻のムズムズ感

連続して出るくしゃみ

水のような鼻水など

風邪とは少し違った症状が出るのが特徴です。

先ほど紹介したように花粉の種類はたくさんあります。

これだけ種類があると気になるのが、種類によって症状は違うのか?という点ですよね。

花粉の種類による症状の違い

基本的に花粉症は、花粉の種類による症状の違いはあまりありません。

ほとんどの花粉症がくしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、目のかゆみといった代表的な症状を発症します。

しかし、中には少し違った症状を含む花粉症もあるので紹介します。

スギ花粉とヒノキ花粉の症状の違い

花粉症の原因としてよく耳にするスギ花粉とヒノキ花粉。

どちらの花粉も他の花粉と同様に代表的な症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、目のかゆみといった症状があらわれます。

スギ花粉はヒノキ花粉よりも目の粘膜に反応しやすいという特徴があります。

そのため、スギによる花粉症のほうが目のかゆみや、涙が止まらないといった症状が出やすいといわれています。

ブタクサ花粉症、シラカンバ花粉症、ハンノキ花粉症は他のアレルギーの併発の可能性も!

花粉症の中には他のアレルギー症状を併発するケースもあります。

可能性として高いのは、ブタクサ花粉症、シラカンバ花粉症、ハンノキ花粉症が果物過敏症を併発するケースです。

果物過敏症は食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群とも呼ばれており、

野菜や果物を口にしたときに唇や舌、のどなどにかゆみや痛みを伴うといったアレルギー症状を引き起こします。

ブタクサ花粉、シラカンバ花粉、ハンノキ花粉のたんぱく質は果物や野菜のたんぱく質と構造が似ています。

そのためこれらの花粉症にかかった人が果物や野菜を食べた場合、アレルギー症状を引き起こすケースがあるのです。

花粉症を悪化させないための対策

ここまで花粉の種類と飛散時期、症状についてご紹介してきましたが、

一番気になるのはどうすれば花粉症を悪化させずにすむか?という点だと思います。

ここでは花粉症を悪化させないための対策をいくつかご紹介していきます。

外出時は花粉症用のマスクやメガネを!

花粉症を悪化させないためにまず必要なのが、外出時のマスクとメガネの着用です。

言わずもがな花粉症が流行っているときは、それだけ大気中に花粉が舞っているということです。
そんな場所にマスクもせずに飛び出していくのは、自殺行為のようなものです。

今は花粉症用のマスクも販売されているので、外出時はしっかりと正しく着用するようにしましょう。

また、普段からコンタクトレンズをしているという人は花粉症にかかる時期は、花粉症対策メガネに切り替えることで、かなり症状を和らげることができます。

コンタクトレンズのままだと花粉が目に付着しやすくなり、花粉を落とそうと目が涙を流してもなかなか落ちてくれません。

花粉症対策メガネであれば、普通のメガネに比べ目への花粉の付着を防ぐことができるのでおすすめです。

家の中に花粉を持ち込まない!

外出して家に帰ったら、必ず玄関の前でコートなどの上着を叩いて花粉を落とすようにしましょう。

こうすることで服に付着した花粉をかなり取り除くことができます。

家の中に花粉が入りこんでしまえば、それだけ花粉症が悪化する危険も高くなります。

可能であれば、コートなどは極力玄関などに置くようにして、リビングなどの生活空間には持ち込まないようにするといいでしょう。

着る服も選ぶことが大切!

花粉症にかかる時期は、着る服もしっかり選ぶようにしましょう。

ウールやフリースなどの素材は、静電気を発生させやすいため花粉がとても付着しやすいのです。

花粉が付着しやすいということはそれだけ体のまわりに花粉が集まってくるということ。

考えただけで嫌ですよね。

こういった事態をさけるためにも、極力ナイロンなどのつるつるした静電気を発生させずらい服を選んで着るようにしましょう。

疲れやストレスをためない!

体が疲れているとストレスも溜り、それだけでも体の抵抗力も低くなり、花粉に過敏に反応するようになってしまいます。

花粉症になるとせきやくしゃみなどの影響で、体は自分が思っている以上に体力を消耗してしまいます。

しっかりと睡眠や食事をとるようにして、疲れを体にためないようにしましょう。

適度の運動で体力の低下を防ぐ

運動不足になると体力もそれだけ低下するため、体の抵抗力がさがります。

花粉症になると極力外出を控えようとするため、運動不足にもなりがちですよね。

そんなときは室内でできる運動などを積極的に取り入れるようにして、体力の低下を未然に防ぐようにしましょう。

鼻の粘膜を刺激するものは控える

花粉症になったら鼻の粘膜を刺激すうようなものはNGです。

刺激が強い唐辛子やコショウなどの香辛料は控えるようにしましょう。

また、タバコの煙も強い刺激になります。

喫煙者の方は、なかなか簡単にタバコを辞めるというのは難しいかもしれませんが、
せめて花粉症にかかる時期はタバコを極力控えるようにしましょう。

この流れで禁煙できると一番良いのですが・・・

まとめ

日本人の4人に1人がかかっているといわれる花粉症。

ひとこと花粉症といっても色んな花粉の種類があり、特徴的な症状を発症するケースもあるんですね。

花粉症にならないのが一番ですが、1年をとおして花粉が舞っていることを考えるとなかなか難しい話かもしれません。

今回紹介した花粉症を悪化させないための対策を実践して、少しでも症状を軽くするようにしましょう。