毎年、潮干狩りのシーズンになると、海辺で多くの人たちが貝を採る様子がニュースなどで報じられます。
ただ、いつ報じられているかと聞かれると…3月・4月・5月・6月・7月?
なかなかハッキリとした時期が分からないことがあるのではないでしょうか。
潮干狩りには潮干狩りを行なうのに適したシーズンがあります。
今後行きたいと思っている人は、潮干狩りのシーズンを把握することがまずは大切です。
そして初心者でも簡単にとれるアサリのとりかた、潮干狩りに必要なアイテムを知りましょう。
以下にこれらの情報をまとめていますので、興味がある方はぜひチェックしてください。
アサリが採れる潮干狩りの時期はいつ?
アサリを目当てに潮干狩りに行く場合、いつがベストなのでしょうか?
このことに関してですが、4~8月がおすすめといわれています。
ただし、7月や8月は非常に気温が高く、せっかくアサリをとっても、家に到着するころにはダメになってしまう可能性が高まります。
また、水温が20℃ほどに上がると、二枚貝類が貝毒を起こし、赤潮を招く原因になる渦鞭毛藻(うずべんもうそう)の発生が増加する恐れがあり、食用には向かなくなることもあります。
よい状態でとったアサリを持ち帰りやすい時期を選ぶのであれば、4月の末~5月の中旬までがおすすめです。
7月や8月に比べ気温が低いですし、6月に比べると天気に恵まれやすいというのがあります。
そしてそれ以外にも、アサリは7~8月にかけて産卵時期に突入するわけですが、4月の末~5月の中旬までは、産卵に向けて栄養をため込んでいます。
また、身も大きく、ほかの時期に比べておいしくいただくことが可能です。
なお、4~8月の間しかアサリがとれないわけではありません。
アサリの探し方と採り方のコツ!
アサリを探すコツは、まず干潟で穴が2つあいているところを探し、熊手やスコップなどを使用して砂を掘ってみましょう。
10cmほど掘るとアサリがいる場合が多いのですが、いなかった場合には別の穴探しを行ない、見つけ次第また10cmほど掘ります。
これを何度か繰り返していれば、潮干狩りのシーズンであればはじめての人でもアサリをとれるはずです。
また、掘る際には貝を割っててしまわないように注意する必要があります。
割れた貝はすぐに死んで腐敗するだけでなく、ほかの生きている貝にまでニオイがするようになります。
潮干狩りをしていて割ってしまった貝は、採らずに次を探すのがポイントです。
なお、貝を割らないためには、畑を耕すようなイメージで、貝がないことを手の感覚で確認しながら熊手を差し込み、手前に引いて砂をかき出す方法がおすすめです。
また、よい状態でとったアサリを家に持ち帰るには、いくつかの手順を踏んでおくことが大切です。まず、海水であさりを軽く洗い、砂や汚れなどを落としつつ、割れているアサリがあれば捨ててしまいます。
次にアサリには食中毒を起こす菌が付着していることがあるので、水道水で洗い流します。
アサリは真水に入れておくと死んでしまいますが、洗う程度であれば菌やぬめりを落とすことになるほか、アサリが真水を嫌い口をしっかりと閉じるため、外気の影響が少なくなり、帰宅まで鮮度を維持するのに効果的です。
水道水で洗ったあとは湿らせた新聞紙でアサリを包み、氷と保冷剤の上にのせてクーラーBOXに入れて持ち帰ります。
潮干狩りに必要な道具と持ち物は?
潮干狩りをするには、砂を掘るための熊手が要りますが、スコップなどを使用してもかまいません。
また、とったアサリを入れておくバケツ、網、かご、とったアサリを洗うためのざるなどもあるとよいでしょう。
そのほか、新鮮な状態で持って帰るためのクーラーボックス、氷、保冷剤、新聞紙、ゴミを持ち帰るためのゴミ袋、お腹が空いたときの軽食やジュース、熱中症対策としてのスポーツドリンクもあったほうがいいです。
潮干狩りで準備したい持ち物や服装については、こちらの記事も参考にしてみてください。
4月~5月は紫外線が強い時期なので日焼け対策が重要になってきます。
先ほど紹介した参考記事では、服装の他にも紫外線対策で女性に人気のある多機能クリームや、割れた貝殻で足の裏を切るケガなどを防止するためのウォーターシューズも紹介していますので、是非参考にしてください。
おわりに
いかがでしたか?
アサリの旬がいつか、どのようにして探したりとったりすればいいのか、なにを持って行けばいいのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。
また、潮干狩りに出かける前にはインターネットなどで潮干狩りに最適な時刻を潮見表で確認して行くことをおすすめします。