職場の花見で幹事を担当することになった場合、仕事をこなしながら花見の準備を進めていかなければなりません。
- 花見の場所・日時の決定
- 予算取り・集金方法の決定
- 飲食物の手配、場所取り担当者の決定
- 宴会開始・乾杯・中締め・本締めなど、幹事以外が挨拶する場合の依頼
- 座るためのシート・マットの用意、コップ・皿・箸などの用意、ゲームの用意
- ごみや準備したものの処分方法・担当者の決定
- 二次会の会場の決定・出欠確認
このようにざっと挙げただけでも幹事が行なうことはたくさんあります。
また、当日には司会進行のような役割を担うことも少なくありません。
宴会開始・乾杯・締めの挨拶などを幹事がすることもあり、なにを話すかで頭を抱える人は多いです。
ここでは花見の挨拶に関する情報を提供しますので、参考情報としてお役立ていただければ幸いです。
会社の花見で初めての幹事!挨拶はどうする?
初めての幹事を任せられた方は、宴会開始・乾杯・締めの挨拶など何処までが幹事の役割なのか?迷われる方も多いのではないでしょうか。
前に職場の花見に参加したことがあり、挨拶の必要があることがわかっている人は必要ありませんが、参加した経験がなく、挨拶が必要かどうか不明な場合には、前に幹事を担当したことがある人に挨拶をしたほうが良いか聞いてみましょう。
というのも、花見で挨拶をするかどうかは会社によりけりで、ユルいところだと当日適当に集まって飲み食いし、解散するようなところもあるからです。
聞いてみた結果、挨拶をする必要があるとわかった場合、どのタイミングでしなければいけないか確認しましょう。
宴会開始・乾杯・締めなどの挨拶が花見にはありますが、幹事が全て挨拶するところもあれば、たとえば結婚式ほどかたくはありませんが、司会進行役のようなことを幹事がして、乾杯の挨拶や締めの挨拶自体は別の人(偉い人、課長・部長など)がするパターンもあります。
挨拶のポイント
幹事が挨拶の全てをする必要がある場合には、以下のポイントを押さえて話す内容をまとめることをおすすめします。
なにを話すか決める際に困った場合、以下の項目に合った話を内容に盛り込むと良いでしょう。
宴会開始・乾杯の挨拶
- 自己紹介
- 花見に出席してくれたことに対する感謝
- 当日の天候、開花のタイミング
- 場所取りをほかの人がした場合にはその人に対する感謝
- いただきものがある場合はなにをいただいたのかの紹介
- いただきものがある場合は贈ってくれた人に対する感謝
- 花見の終了時刻の説明
- ごみの処分に関する説明
- 乾杯の発声をする人が別にいる場合の引き継ぎ
締めの挨拶
- 花見に出席してくれたことに対する感謝
- 忘れ物の確認を促す言葉
- 帰る際の身の安全を気遣う言葉
- 一本締めや三本締めをする合図
なお、どの挨拶のときにもいえるのは、内容を短くまとめるということです。
花見の挨拶でダラダラと長く喋るのは嫌われます。
また、話す際には参加者が見やすい場所に移動し、全員に聞こえるようにはっきりと、明るく話しましょう。
そのほか、全員が座り自分への注目が集まるなか挨拶をする場合には、話す位置に移動する前の立ち上がったとき、移動後しゃべりはじめる前に一礼することで見ている人・聞いている人に悪い印象を与えません。
挨拶の文例
それでは上記の各挨拶のポイントの流を参考にした文例を見てみましょう。
宴会開始・乾杯の挨拶
今回、花見の幹事に任命されました○○部の○○です。
本日はお忙しい中、このようにたくさんの方々にお集まりいただき、幹事としても嬉しい限りでございます。
昨日の天気予報では曇りとなっていましたが、、ご覧のように青空も隙間から覗き桜も満開ということで絶好の花見日和となっております。
今回の花見の準備では、今年度入社の○○君と○○さんに場所取りや買い出しなど手伝っていただきました。
まだ入社したてで通常業務に翻弄される中で大変だったとは思いますが、本当にありがとうございます。
なお、今回の花見を開催するにあたり社長より金一封を、○○部長から清酒を頂いております。
ありがとうございます。
少し気は早いですが、皆さまが盛り上がる前に2点失礼します。
今回の花見の終了時刻は○○時を予定しております。
また、ごみはシート脇に設置してあるゴミ箱に分別して捨てていただくよう、ご協力お願いいたします。
それでは、長い間お待たせしてしまいました。
乾杯の音頭を○○部長よりお願いいたします。
締めの挨拶
皆さまお楽しみの中申し訳ありませんが、そろそろ花見終了の時間が近づいてきております。
一度この辺で締めの挨拶とさせていただきます。
今年も例年どおり、皆さまのご協力のおかげでこのように非常に楽しく有意義な花見を開催することができました。
まことにありがとうございます。
最後に今後の会社のさらなる発展を願いつつ、一本締めで締めさせていただきます。
(一本締めや三本締めが終わる)
それではみなさま、お帰りの際はバックやスマートフォン(携帯電話)などお忘れ物のないようにお気を付けください。
本日は本当にありがとうございました。
今回紹介したのはあくまで例文です。
一言で花見といっても、会社によって独自のスタイルがある場合もあります。
まずは、昨年の幹事などに相談して花見の雰囲気を掴みましょう。
その上で今回紹介した例文を元に、あなたなりの挨拶を考えてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
なかには上記の内容をみても挨拶が決まらないという方もいるでしょうが、その場合には前の幹事担当者をはじめ職場の人に相談してみるのもひとつの手です。
なにを話せばいいか教えてくれたり、挨拶の内容を一緒に考えてくれたりすることがあります。
また、相談相手が職場にいない場合には、Q&Aサイトの利用もおすすめです。
質問者に良い挨拶文を提案してくれる回答者が出てきてくれる可能性があります。