初節句をたくさんの人にお祝いしてもらいつつも、
「お祝いのお返しをどうしよう…?」
と悩む方も多いでしょう。
今回はそんな初節句のお祝いのお返しについてご紹介していきます。
初節句のお祝いのお返しはいつ頃?
初節句の前日や当日に両家の両親や親戚、知人などを招いてご馳走でおもてなしをするのが一般的だと思います。
この場合、おもてなしの食事会などに参加してくださった方に関しては基本的にお祝いのお返しを改めてする必要はありません。
食事会などにお招きして、料理などでおもてなしをすること自体がお祝いのお返しになるからです。
では、どういった場合にお祝いのお返しが必要になるのでしょうか?
お祝いのお返しが必要になるのは次のケースが考えられます。
- 招待はしたけど都合が合わずに出席してもらえなかった
- 相手が遠方のため招待できなかった
- そもそも初節句のお祝いの席を用意できなかった
これらのケースでお祝いを頂いている場合は、
お返しとなる席にお招きすることができなかったので、その代わりに内祝い(お返し)を贈る
というのがマナーとなっているのです。
桃の節句であれば3月中に、端午の節句であれば遅くとも5月中に内祝いとしてお返しをしておきたいところです。
初節句のお祝いのお返しの相場は?
どれくらいの金額の品のお返しをすればいいかも頭を悩ませる部分ですよね。
初節句のお返しの相場としては、頂いた金額や品の1/2~1/3ほどを目安にするといいでしょう。
そのためお祝いとして現金などを頂いた場合には、しっかりと紙などにその金額を書き出しておきお返しの準備のときに戸惑らないようにするといいでしょう。
初節句のお返しの品は何が良い?
お返しをする場合は、お祝いの日から1週間以内がベスト!
金額は、頂いた金額や品の1/2~1/3ほどが目安。
ここまで分かれば後は、実際にお返しの品を選ぶだけです。
お祝いの席に都合が合わずに出席してもらえなかった知人や親戚の方などへのお返しとして一般的なのは、クッキーやカステラ、ゼリーなどのお菓子やタオルなどです。
しかし、とくにお祝いの席に招待するのは親戚などの身近な人が多く、相手の好みも把握できていることが多いです。
そういった場合は、相手が喜んでくれると思うものをお返しとして贈ってもいいでしょう。
なんといっても子供の健やかな成長を祈ってお祝いをしていただいたわけですからね。
初節句のお祝いの相場は、親戚や知人などの場合は3000円~10000円程度となっています。
しかし祖父母の場合は、5~30万円とかなり高額になっており、場合によっては節句人形などの高価な品物をお祝い品としていただくこともあります。
このように高価な節句飾りや現金を祖父母に頂いた場合は、いくら「お祝いの席に出席してもらったらお返しは不要」と言われても改めてお返しをしたくなると思います。
特に祖父母の場合は両親と同じくらい、いえ両親以上に子どもの日々の成長を楽しみにしています。
ギフト券や名入りのお菓子なども一緒に用意したいですが、祖父母にとってはお孫さんの写真がなによりものお返しになるでしょう。
また、お返しをする際には、親しい間柄の場合には簡単なメッセージカード、目上の方などには礼状を一緒に添えるようにしましょう。
のし紙の書き方
初節句のお返しをする際には、「紅白蝶結び」の「のし紙」を使うようにしましょう。
のし紙の表書きは、「内祝い」もしくは「初節句内祝い」とします。
下の段には、名字をつけずにお子様の名前のみを書くのが昔からの風習となっています。
まとめ
日本では多くのお祝い事の習慣があります。
初節句の場合は、お祝いの席に招待しておもてなしをすること自体がお祝いのお返しとなります。
もし都合があわずに出席していただけなかった、遠方で招待できなかった、祖父母から高価な飾り物を頂いたという場合には、しっかりと内祝いとしてお返しをするようにしましょう。