2016年の中秋の名月は何月何日でしょうか。
また、中秋の名月の意味・由来は何で、どうしてだんごをお供えするのでしょうか。
今回は、上記のような疑問を抱いている人のため、お役立ち情報を提供します。
2016年の中秋の名月はいつ?
2016年の中秋の名月は9月15日です。
なお、毎年9月15日が中秋の名月というわけではありません。
2016年以降の中秋の名月
- 2017年は10月4日
- 2018年は9月24日
- 2019年は9月13日
- 2020年は10月1日
このように比べてみると同じ中秋の名月でも半月以上も日にちに差があることがわかります。
中秋の名月は満月じゃないの?
また、中秋の名月イコール満月になると思っている人が少なくないですが、実はそうではありません。
2016年に関していうと、中秋の名月は9月15日ですが満月になるのは9月17日です。
ここ数年の中秋の名月と満月が同じ日だった年
- 2013年9月19日
- 2012年9月30日
- 2011年9月12日
ちなみに昨年の2015年は中秋の名月が9月27日だったのに対し満月は翌日の9月28日でした。
この28日の満月は2015年に観られるなかで最も大きく見える満月で、近年よく耳にするスーパームーンでした。
中秋の名月の意味と由来
太陽暦(旧暦)で、7・8・9月は秋でしたが、この3ヶ月の真ん中である8月15日のことを中秋と呼びます。
そして太陽暦(旧暦)の8月15日のことを十五夜といいます。
中秋の名月は、太陽暦(旧暦)の十五夜の月のことです。
中秋の名月の由来
由来ははっきりとしておらず、複数の説があります。
稲の豊作祈願祭、芋類の収穫祭がはじまりという説、中国の月を見る宴の望月が、平安時代の遣唐使によって伝えられて広まったという説などがあります。
中秋の名月にだんごなどの食べ物をお供えするのはなぜ?
中秋の名月にだんごをお供えするようになったのは中国の神話が由来、という説があります。
月にはうさぎがいて餅をついているという話を小さいころに聞いた人は多と思いますが、中国で月のうさぎは不老不死の薬を作っていると考えられています。
それが日本に伝来し、日本で満月のことを指す望月が餅つきに変わったという話があります。
ただ、ついているのが餅で、お供えをするのがだんごなのはなぜかというと、中秋の名月のタイミングは米の収穫前です。
今とは違い、昔は中秋の名月に餅をつくのは困難だったため、江戸時代には調理が容易に行えて、保存性に優れている米粉を使用し、だんごを作るようになったという話があります。
なお、だんご以外には里芋をお供えすることもあり、これは芋の収穫への感謝としてお供えします。
また、これは食べ物ではありませんが、一緒にススキを添えますが、これには魔除けの意味合いが込められています。
おわりに
中秋の名月に月見だんごを手作りしたいという人もいるのではないでしょうか。
だんごの材料はだんご粉を使用するか、上新粉を使用するのがおすすめです。
サイズに関しては、十五夜にちなんで一寸五分にすると縁起が良いといわれています。
なお、一寸五分というのは約4.5cmのことです。
ただ、まん丸のだんごにするのは、亡くなった方の枕元に供える枕だんごになるため、少し潰した状態にするとよいでしょう。
だんごが完成したら、三宝という台に月見団子を半紙(白い紙であればOK)などを敷いて、その上に月見団子を積んでいきます。
なお、月見団子の数も十五夜にちなんで15個にしますが、最下段に9個、その上の段に4個、さらにその上の段に2個積みます。