卒業シーズンを迎えると、中学や高校、大学の先輩に向けてのメッセージ・寄せ書きを頼まれることがあります。
その際に、なにを書くか困ってしまうことがあります。
とくに絡みがなかった先輩となるとこれといった思い出がなく、贈る言葉がない場合もあるでしょう。
また、お世話になり思い出の多い先輩に贈るメッセージだけれど、文章を上手くまとめられないということもあると思います。
今回はそのような人たちのため、卒業する先輩へのメッセージの書き方に関する情報を提供します。
まだメッセージ・寄せ書きをお願いされていないけれど、急にお願いされてすぐに書かなければいけない場合に使える文例もありますので、お役立ていただければ幸いです。
卒業する先輩へメッセージを贈りたい
多くの場合、誰かが率先して色紙などを用意し、自分にメッセージを書く順番がまわってきます。
ただ、このパターンではなく、自分が率先して色紙などを用意する役割を担いたいという人もいるでしょう。
その場合には、いくつか注意しなければいけないことがあります。
まず、寄せ書きで複数人に先輩へのメッセージを書くことをお願いする場合、自分だけが盛り上がっていないかよく考えてみてください。
自分は先輩に対し思い入れがあっても、まわりはそうでもないということはあり得ます。
寄せ書きにする場合には「メッセージを贈ろうと思うのだけれど・・・」と、贈る言葉を書くことをお願いしたい人に確認を取り、賛同者があまりに少ない場合にはやめておくのが無難です。
この確認をおこたり、いきなり「書いて!」とお願いする形になると、頼まれた人を困らせる可能性があるほか、書いてくれない人も出てくるかもしれません。
メッセージを書くことを押し付けられたということで、最悪嫌われてしまう可能性もありえます。
また、メッセージを書くための色紙などは、発案者が用意するか、賛同者のなかで相談した結果、決まった人が用意しましょう。
そのほか、自分一人で誰か先輩にメッセージを贈る場合は、メッセージカードなどを用意し、先輩に贈る言葉を書いて渡しましょう。
先輩への卒業メッセージ書き方のポイント
まず、さすがにこれは誰もしないとは思いますが、冗談が通じる先輩でもネガティブな内容はやめましょう。
先輩と自分とでは通用する「イジリ」のような内容の言葉も、本人以外が読む可能性がある寄せ書きの場合はNGです。
基本的には相手を褒め、卒業を祝う内容になっていて、本人が受け取ってよかったと思えるような言葉を贈る必要があります。
寄せ書きの場合
- 卒業を祝いこれまでの労をねぎらう
- お世話になったことに対し感謝する
- 今後の幸せを願う
このような順に書いていくとまとまりのあるメッセージになります。
メッセージカードの場合
寄せ書きのスペースが十分にあったり、寄せ書きではなく個人的に先輩にメッセージカードを渡すような場合には
- 先輩の活躍していた、印象に残っているシーン
- 先輩との思い出エピソード
- 先輩の人柄を褒める言葉
- 自分の今後の意気込み
などを盛り込むとよいでしょう。
先輩への卒業メッセージ文例
本当にお世話になった先輩が言葉を贈る相手の場合、メッセージの内容は自然と出てくるものです。
例えば部活動など
入部した手のころ・厳しい練習や合宿・先輩の大会での活躍など「あの時あんな事やこんな事が」と書ききれないぐらい多くのことがあった人もいるでしょう。
それでも上手くまとめられない場合は「先輩への卒業メッセージ書き方のポイント」の解説を参考に書いてみましょう。
このような感じで書き方のポイントを参考にメッセージを書いてみました。
ポンイトはあまり難しく考えずに、素直な気持ちを伝えることが大切です。
あまり面識のない先輩へのメッセージ
問題なのはあまり面識がなかったり関わったことがほとんどない先輩への寄せ書きなどをを頼まれた場合です。
この場合は断るのはよくありませんので、前述したこの順番で書くとまとまりやすいという文章の流れにしたがって言葉を書くとよいでしょう。
1.卒業を祝いこれまでの労をねぎらう
などの言葉が入ります。
2.お世話になったことに感謝する
これについては、ない場合は省いてしまって問題ありません。
3.今後の幸せを願う
などの言葉が入るでしょう。
下手に関われなかったことに触れて皮肉めいた文章になるなどネガティブな内容になるよりは、当たり障りのない言葉を贈るほうが良いでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
基本的なことを解説しましたが、相手が嫌な思いをするようなものでなければ、文章構成などはあまり気にすることなく、素直なメッセージを贈るのが一番だと思います。
インターネット上の文例を参考にするのも悪くありませんが、ぜひお世話になった先輩に対してはオリジナルの、心のこもった言葉を贈ってください。