親族、友人、同僚などの赤ちゃんが誕生した際には、ぜひ出産祝いを贈りましょう。
以下に出産祝いを贈る際に必要な情報をひととおり掲載していますので、はじめて出産祝い贈る方も安心です。
また、これまでしていた出産祝いに実はマナー違反があった!ということもあり得ますので、過去に出産祝いを贈った経験がある方も、ぜひ以下の内容をご覧になってください。
出産祝いの時期はいつ?
出産祝いは子どもが無事に誕生したことを確認したうえで贈るのが前提です。
万が一のことがあった場合、そのことを知らずに悪意があるわけではなくても、出産祝いは相手を深く傷つけます。
また、無事に出産したことだけでなく、母子ともに健康であることを確認したうえで出産祝いを用意するのが基本です。
そしていつ出産祝いを贈るかですが、これは出産後2~3週間がよいでしょう。
以前より出産祝いは赤ちゃんの生後7日後にあるお七夜(おしちや)のタイミングで贈る人や、生後30日後のお宮参り(おみやまいり)のタイミングで贈る人がほとんどでした。
しかし今は出産後1週間ほど退院しない人も多く、お宮参りの頃には出産祝いのお返しである出産内祝い(しゅっさんうちいわい)を贈る人が多いため、あいだをとって赤ちゃんの生後2~3週間を目安に出産祝いを贈るのがよいとされています。
出産祝いの注意点
出産祝いを直接渡したい気持ちは理解できますが、送る側に子どもを見てもらいたいなどといった具合に「会いたい」といわれない限りは郵送するようにしたほうがいいです。
出産後の体調の回復は個人差があり、さらに育児による疲労があります。
このような状態で会いに行くとなると、相手は来客のための準備をしなければいけません。
相手のことを思うのであれば、出産祝いは相手の自宅に行ったり、病院に行ったりして渡すのはやめておいたほうがよいでしょう。
出産祝いを贈る日柄
それから日柄に関してですが、とくにマナーがあるわけではありません。
ただ、なかには気にする人もいますので、その対策として仏滅に出産祝いを贈ることだけ避けておけば安心です。
また、ベストを尽くしたいという人は、大安を選んで出産祝いを贈るとよいでしょう。
日柄に関しては下記の記事を参考にしてください。
入籍日の決め方!記念日の日柄が仏滅の場合は?縁起の良い日はいつ?
出産祝い熨斗の表書き
熨斗(のし)の表書きは御出産祝、御出産御祝、祝御出産、御誕生祝、御祝、寿などのどれかを選びます。
水引は蝶結びのものを選び、上部中央の位置に先ほどの表書きを下部には送り主である自分の名前を記入します。
夫婦連名の場合は真ん中に夫のフルネームを、そしてその左側に妻の名前だけを書きましょう。
また、出産祝いとして現金を包む場合には、縁起の悪い数字(4や9)が入る金額はNGなので注意してください。また、ご祝儀袋に入れるお金は新札が常識です。
なお、出産祝いの現金をご祝儀袋に入れて、現金書留の封筒に入れて送るのは、マナー違反にはなりません。
職場の同僚や友人の出産祝いの相場と贈る品は?
まず、気になるのが出産祝いに何を贈るかですが、今後の育児で活躍するアイテムか、現金・商品券を贈るのが一般的です。
最近では相手が品物を選べるメリットがある出産祝い用のカタログギフトも人気がありますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
出産祝いを贈る相手との関係で、相場には違いがあります。
- 親戚の場合は10,000~30,000円
- 親友の場合は10,000円程度
- 友人・知人の場合は5,000~10,000円ほど
- 同僚・会社関係は5,000~10,000円ほど
- 兄弟・姉妹の場合は10,000~15,000円ほど
- 自分の子どもの場合は30,000~50,000円ほど
- 近所・隣人の場合は3,000円~5,000円ほど
なお、グループで贈る場合には、15,000~50,000円ほどにするのがよいでしょう。
あまりに高額にすると、出産祝いの3分の1、半額相当にするのが一般的な出産内祝いで負担をかけてしまうことになるため、金額は慎重に決めてください。