頭痛を引き起こす原因はさまざまで、後頭部に痛みを感じる場合もまた、原因はさまざまです。
ここでは、後頭部の痛みの原因としてはなにがあるのかなどを以下にまとめています。
気になる後頭部の痛みがある人や、頭痛に関する知識を深めたい人にとって有益な情報ですのでぜひご覧ください。
後頭部が痛くなる主な原因について
後頭部痛を感じる場合、考えられる原因としては複数のものが挙げられます。
具体的になぜ痛みが引き起こされているのかについてですが、
下記のうちのいずれかに該当している可能性があります。
●同じ姿勢で長時間いたことにより神経に負担がかかっている
●無理な姿勢を長く続けている
●外傷による神経の損傷があり、炎症が生じている
●頚椎に異常が起こっている
●ヘルペス再発により神経に炎症が生じている
●脳内の血管が破れて出血している
●ストレスがたまっている
●目・首・肩の筋肉が緊張、血行不良を起こして疲労物質が停滞している
チクチクと痛い場合は頭皮神経痛(後頭神経痛)かもしれません
後頭部の痛みが「チクチクする」と表現できるようなものである場合
頭皮神経痛(後頭神経痛)を引き起こしている疑いがあります。
●同じ姿勢で長時間いたことにより神経に負担がかかっている
●外傷による神経の損傷があり炎症が生じている
●頚椎に異常が起こっている
●ヘルペス再発により神経に炎症が生じている
以上のことが原因になって引き起こされるのが頭皮神経痛(後頭神経痛)の特徴です。
なお、チクチクする以外では、ジンジンするとかピリッとするといった表現をする人も多いです。
また、頭皮神経痛(後頭神経痛)は炎症が生じている場所に触れると痛みを感じ、
後頭部や耳の後ろ側が痛くなることが多いのも特徴のひとつです。
痛むのは左右のいずれかのこともあれば両方のこともあり、
雨が降り出す前になると痛くなると感じる人も少なくありません。
ズキズキする後頭部の痛みには要注意!
後頭部がズキズキと痛む場合には、筋緊張型頭痛を引き起こしているかもしれません。
●目・首・肩の筋肉が緊張、血行不良を起こして疲労物質が停滞している
●ストレスがたまっている
●無理な姿勢を長く続けている
ことが原因となって引き起こされるのが筋緊張型頭痛の特徴です。
人によっては痛み方を頭が強くギュッと締め付けられる感じと表現する人もいます。
また、後頭部だけでなく頭部全体が痛いと感じる人や、毎日のように痛みを感じる人も少なくありません。
このほか、ズキズキと後頭部が痛む場合、くも膜下出血を引き起こしている疑いもあります。
痛みのレベルが尋常ではなく、鈍器で殴られたような激しい痛みと表現されることが多いです。
「後頭部が痛くなる主な原因について」で挙げたもののなかでは、脳内の血管が破れて出血していることが原因となって引き起こされているのがくも膜下出血の特徴です。
頭皮神経痛(後頭神経痛)や筋緊張型頭痛と違い、放置していると命を落とすことになりかねません。
まとめ
後頭部に痛みがある場合、くも膜下出血のように死にいたる恐れがあるものが原因になっていることがあります。
さすがにくも膜下出血の場合、ずきずき、がんがんと立っていることも無理なほどの痛みに襲われるため、直ちに救急車を呼ぶなどの対処が必要です。
ほかの後頭部の痛みを起こすものも、適切な対処をしなければ早く改善することが難しくなります。
素人判断で原因に合わない誤った対処のしかたをすると、いつまでも痛みに悩まされてしまうようなことにもなりかねません。
痛みを感じた場合には無理をせず、まずは医療機関で受診することが大切です。
医療機関で受診することにより原因がはっきりする可能性が高いですし、
原因が特定できれば家庭では無理な「適切な治療」を受けることができ、
早い回復や悪化の防止につながります。