鏡で自分の舌を見てみた際に、白く厚い汚れのようなものが付着していることがあります。
この白い汚れのようなものは舌苔(ぜったい)というものです。
今回はこの舌苔がいったいなんなのか、また口臭との関係についても解説します。
また、正しいケアのしかたもご紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください。
目次
舌が白い原因のひとつ舌苔(ぜったい)ってなに?
わかりやすくいうと、舌苔は細菌のかたまりです。
- ●口のなかの乾燥(口呼吸・唾液が少ない)
- ●たばこの吸いすぎ
- ●お酒の飲みすぎ
- ●寝不足などによる免疫力のダウン
- ●食べかすが残っている(不十分な歯みがき)
- ●加齢
- ●ストレス(緊張)
- ●病気(胃粘膜異常、十二指腸潰瘍、糖尿病、自律神経失調症など)
舌苔が付着してしまう主な原因
などが挙げられます。
病気が原因になっていることもあるため、舌苔がなくならない場合には一度、医療機関で受診したほうが良いでしょう。
舌が白いと口臭にも影響が出てるかも!?
病気が原因の場合は病気を治療すれば舌苔はなくなりますが、病気でない場合には舌苔そのものの治療を受ける必要はありません。
ただ、舌苔には厄介な問題があり、舌の見た目が悪くなりますし、厚くなると口臭の不快度が高まってしまいます。
自覚がないまま、まわりに「あの人クサイ」と思われていたとするとゾッとしないでしょうか。
また、口臭のように臭いに関しては周囲の人はわかっていても、それを面と向かって教えてくれる人はまずいないと思います。
気づいてないのは自分だけって事にならないように、舌ブラシなど簡単にできることから対策してみてはいかがでしょう。
舌苔を取り除く方法ってあるの?舌ブラシのススメ!
舌苔を除去するための基本的な対策
- 食事では十分に噛む
- 普段からよく喋る
- 十分に水分を摂る
- 趣味などでストレスを発散する
- 鼻呼吸をする
- 禁煙・禁酒をする
- 正しいブラッシングで食べかすを残さない
- 規則正しい生活を送る
が挙げられます。
また、前述したように病気が原因の場合は、適切な治療を受けることが舌苔に悩まされなくなることにつながります。
なお、病気が原因ではなく、舌苔が厚くなってしまって口臭が気になる場合には、舌ブラシを使用しましょう。
舌ブラシの使用方法
「歯ブラシで十分じゃないの?」と思う人もいるでしょうが、舌を傷つけてしまう原因になりかねないためおすすめはしません。
舌ブラシの使用方法ですが、舌が白く舌苔があることを鏡でチェックします。
付着していることがわかったら舌ブラシを濡らし、舌苔が付いているもっとも奥の位置から舌先へと引きます。
このあと舌ブラシに付着した舌苔を水道水で十分に洗い流し、また舌の奥から舌先へと引き、ブラシを洗う作業を舌ブラシに汚れが付着しなくなるまで繰り返しましょう。
なお、舌ブラシを使用するタイミングに関し、朝起きて出かける前に歯みがきをする方がほとんどでしょうが、このときついでに舌苔を落とすだけで十分です。
1日に2回、3回と行うと舌を傷つける原因になりますし、力を入れてゴシゴシ落とすのも舌を傷めることになりかねません。
また、舌が荒れている・傷がついているような場合には、舌ブラシの使用は控えましょう。
まとめ
白い舌苔の原因の多くは生活習慣のため、思い当たることがあり口臭が気になる人は改善することをおすすめします。
そうすることにより舌苔に悩まされなくなるだけでなく、心身ともに健康でいることにつながります。