気象庁の長期予報では今年の冬は暖冬になるとのことでしたが、師走の中ごろを過ぎた辺りから急に冷え込みが厳しくなりましたが、皆さんお住いの地域ではどうでしたか?
慌てて物置や押入れなどから、暖房機器を引っ張り出してきたって人も多いんじゃないでしょうか?
と言ってる私もその内の一人なんですが・・・
暖冬とは言え師走ですから寒くなって当然ですよね。
早いもので今年も2月に入りましたが、まだまだ寒い日が続きます。
寒い冬を乗りきるために石油ストーブと石油ファンヒーターは、この季節無くてはならない我が家の必須アイテムになっています。
しかし、ここで毎年のことながら大きな問題が
そうです灯油の運搬です!
灯油を運搬するときに倒れないか心配!
倒さずに運ぶ良い方法はないか?
このようなことでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は自家用車で灯油缶(ポリタンク)を倒さず安全に運ぶ方法などを紹介したいと思います。
目次
灯油 運搬前のチェック項目
皆さん灯油の購入はどうされてますか?
ほとんどの方は車でガソリンスタンドへ購入に行っていると思います。
寒冷地では大容量の灯油タンクを備え付けて、灯油は定期的にガソリンスタンドから配達してもらうご家庭も多いと思います。
しかし、寒冷地でもマンションやコーポにお住いの方は、やはり車での灯油の運搬が必要になるのではないでしょうか?
私の住んでいる地域は寒冷地ではないので、家に大容量の灯油タンクを置いているところはほとんどありません。
ですから我が家では必然的に車で灯油を購入しに行かなければなりません。
そこで灯油缶を車で安全に運ぶために行っている我が家のチェック項目を紹介します。
購入前のチェック項目
- 灯油缶に劣化などによるヒビ割れが無いか
- キャップのヒビ割れが無いか、パッキンは取れていないか
- 灯油缶の中は綺麗になっているか(昨年の灯油の残りやゴミなどが入っていないか)
購入後のチェック項目
- 灯油缶のキャツプは確実に閉まっているか
※蓋の閉めが甘いと確実にポリタンクから灯油が溢れます。
冬場は手がかじかんでいることもあり、灯油缶のキャツプを素手で閉めようとしても、手が痛くてなかなかきつく閉めれません。
とくに女性や高齢者の方は大変だと思います。
そのような場合は作業用のゴム手袋を使うことで力の弱い女性や高齢の方でも、素手より強めにキャップを閉めることが出来ます。また、固く閉まったキャップを開けるときにも重宝します。
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ここで紹介している作業用のゴム手袋は楽天で購入が可能ですが、価格が安い店舗では別途送料がかかるのでお近くにホームセンターなどがあればそちらで購入したほうがお値打ちだと思います。
注意サイズはSS・S・M・Lの4種類があるので、女性の方など手が小さい人はM・Lサイズでは大きすぎるので注意してください。サイズに不安な方はホームセンターなどであれば試着用の手袋があると思いますので、試着してから購入するようにしてください。- 灯油缶の外側に給油時のこぼれなどが無いか
できでれば使い古したタオルでよいので、車に積んでおくといいですね。
灯油缶を倒さず安全に運ぶ方法
みなさんは灯油を車で運搬するときに灯油缶が倒れないか心配ってことないですか?
我が家では灯油は軽自動車で運んでいます。
その際に灯油缶を出来るだけ倒れないように運ぶための対策をしていますので、その方法を紹介します。
灯油缶の種類について
最近では女性や高齢者など力の弱い方のために、移動が楽な灯油缶にタイヤがついた物も販売されています。
我が家では、昨年までは18リットルの灯油缶で運んでいましたが、今年から20リットル缶で運ぶようにしました。
ご存知の方もいると思いますが、20リットルの灯油缶は背が低く、ぽっちゃり型って感じです。
18リットル缶との比較はこんな感じです。
使用していた18リットル缶に比べると抜群の安定感があります。
これならよほど乱暴な運転、急発進や急停車、急ハンドルを切らない限りまず倒れることは無いと思います。
しかし、すでに18リットル缶を購入していて、劣化もしていないし買い換えるにはまだ早い方も多いと思います。
そのような場合の対策として有効なのが、荷締めベルトの使用です。
荷締めベルトをこんな感じで使用します。
2mの荷締めベルトを使用すれば18リットルのポリタンクであればこのように3本を縛ることが出来ます。
また4本の灯油缶を縛る場合は2本組の荷締めベルトを購入しておくことで、灯油缶を2本づつ縛ったり2本のベルトを1本に延長して4本をまとめて縛ることもできるのでオススメです。
2本組の荷締めベルトは楽天で購入可能ですが、別途送料がかかるので商品単価は安いのですが、先ほどの作業用ゴム手袋と同じでお近くにホームセンターなどがあれば、そちらで購入したほうがお値打ちだと思います。
下記より楽天の値段を確認してみてください。
【荷締めベルト用途】
キャンプなどアウトドア
旅行用トランクなどの開き防止
運搬作業の荷崩れ防止など
【 荷締めベルト仕様 】
ベルト長さ:約2m
ベルト幅:約25mm
破断荷重:約300kgf
安全荷重:約60kgf
車の荷室寸法の確認
参考までにホンダのNboxとダイハツのタントカスタム・ウェイクに灯油缶を積んでみました。
今回紹介しているNboxは後部座席のスライドが出来ないため、後部座席を立てたままでは灯油缶を横向きにしか積むことができません。
下記のように後部座席を前方にたたむことで、このような形で積むことは出来ます。
しかし万が一運んでいる途中で急ブレーキをかけるようなことがあれば、前方に移動してしまう可能性があります。
ですのでこの積み方はあまりオススメできません。
Nboxの場合は20リットルの灯油缶を2本横積みで運ぶ方法が安全だと思います。
ダイハツ タントカスタムはこのような形で灯油缶を積むことができます。
タントカスタムの画像は、灯油缶を倒さないように運ぶ方法で紹介した画像になります。タントカスタムの場合は後部座席の背もたれを少し起こしてやれば画像のように綺麗に収まります。
ダイハツ ウェイクはこのような形で灯油缶を積むことができます。
さすがウェイクですね、アウトトドア用に収納スペースが充実しています。後部の床下に灯油缶を収納してみましたが、これであれば空いたスペースに詰め物をすれば倒れる心配はありません。
今回、友人のウェイクを借りて撮影させてもらいましたが、ホント室内が広いですよ~思わずこれ欲しいって思っちゃいました。
灯油を運搬できる数量は何リットルまで?
灯油200リットル(約ドラム缶1本)までの運搬であれば違法にはなりません。
まず、普通車で灯油を20リットル缶で10本も運ぶ人はいないですよね、いいところ3~4本じゃないでしょうか?
しかし、多く積めばそれだけ危険度が上がることはまちがいありません。
また、灯油は第2石油類で引火点は40℃以上、それを超えるとガソリンと同じ引火の危険性があるので、取り扱いには十分な注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか
今回は冬の暖房器具の燃料としてなくてはならない灯油の運搬方法などを紹介させていただきました。
寒い季節には多くのご家庭で当たり前のように車で灯油を運んでいると思いますが、ガソリンと同じ危険物と言うことを忘れてはいけません。
また灯油を購入の際には自宅から一番近いガソリンスタンドで購入するようにしましょう。GSによって単価は違いますが、普段から危険物を運んでいるという認識が重要です。
灯油の価格が安いから少し遠くのガソリンスタンドに行くのではなく、危険物を運ぶ距離をなるべく短くすることが大切です。