奈良県宇陀市にある又兵衛桜。
桜と聞くとズラッと続く桜並木を思い浮かべがちですが、又兵衛桜は推定樹齢300年を超える一本桜です。
NHKの大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングとして使われたことで、その存在を知った方も多いと思います。
今回はそんな又兵衛桜のアクセス情報や開花情報をご紹介していきます。
又兵衛桜のアクセス方法と周辺の駐車場情報
又兵衛桜の住所:〒633-2156 奈良県宇陀市大宇陀本郷477
アクセス方法
電車の場合
近鉄榛原駅から奈良交通「大宇陀」行きのバスに乗り17分「大宇陀」終点で下車。そこから徒歩でおよそ20分。
ただし、バスの便数は1時間に2~3本程度、時間帯によってはゼロの場合もあるので注意が必要です。
車の場合
大阪・名古屋方面から
名阪国道(針IC)から国道369号線、市道、国道370号線を経由して、国道166号線大宇陀へ。
各所に又兵衛桜への案内板があるので、それに従う。
三重(津)方面から
国道165号線、国道375号線を経由して国道166号線大宇陀へ。
各所に又兵衛桜への案内板があるので、それに従う。
やはり「桜が見頃」となれば、その声につられて多くの人が観光に訪れるようで、土日は一部で交通規制が敷かれるようです。
土日の観光の際には渋滞を覚悟したほうがいいでしょう。
周辺の駐車場
周辺に民間の駐車場(およそ500台収納可能)があり、料金は普通車で500円~となっています。
また又兵衛桜の見学料は無料ですが、維持管理協力金(寄付金)として任意で100円が必要になるようです。
2018年 又兵衛桜の開花情報と見頃はいつ?
桜の見頃というのはその年の気候に大きく左右されるので、なかなか見頃の時期を前もって予想するのは難しいです。
参考までに例年の開花情報を載せておきます。
- 2011年…3月31日に開花 4月6日に満開
- 2012年…3月31日に開花 4月6日に満開
- 2013年…3月24日に開花 4月3日に満開
- 2014年…4月9日に開花 4月16日に満開
- 2015年…4月6日に開花 4月14日に満開
又兵衛桜の見頃
例年の開花状況などを参考にすると、4月上旬~中旬あたりが又兵衛桜の見頃といえそうです。また、この期間に桜まつりが行われます。
2018年の又兵衛桜まつりは、4月1日(日)~4月18(火)までの予定です。
又兵衛桜のライトアップは行われません。
これらの情報については、宇陀市のホームページで毎年桜の開花状況をレポートしているので、お出かけの際には現在の開花状況などをチェック、またはお問い合わせすることをおすすめします。

又兵衛桜の手前には菜の花が後方には桃の木が植えられているのですが、桜、菜の花、桃の花、これら3つの開花時期が重なり黄色やピンクの彩が訪れる方の目を楽しませてくれます。
又兵衛桜の名前の由来は?
又兵衛桜は奈良県宇陀市大宇陀区本郷にあり、
別名「本郷の瀧桜」とも呼ばれています。
樹齢は推定300年を超えると言われており、樹高がおよそ13m、幹回りがおよそ3mにもおよぶ巨木です。
又兵衛桜という名前の由来は、戦国武将である後藤又兵衛から来ています。
後藤又兵衛は大阪の陣で活躍した戦国武将の一人でしたが、豊臣家の没落とともにこの地へ来て再興を願いながらも、僧侶としてこの地で一生を終えました。
そんな後藤又兵衛が住んでいた屋敷跡に生えているため、又兵衛桜と呼ばれるようになったのです。
冒頭でも少しお伝えしましたが、この又兵衛桜が一躍有名になったのは、2000年に放送されたNHKの大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングとして使われたのがきっかけです。
又兵衛桜は石垣から勢いよく生え出し高さを出しつつも、その反面しだれ桜の特長でもある下に垂れ下がった枝は、樹木の生え始めの位置よりも下まで伸びています。
そんな姿をカメラに収めようと桜の開花時期には、観光客とともに多くのカメラマンで賑わっているようです。
まとめ
奈良県にある又兵衛桜。
周辺に多くの店があるわけでもなく、桜の木周辺も綺麗に整備されており「お花見」という雰囲気とは少し異なりますが、ゆっくりと遠くから桜を眺めるのもいいかもしれません。